2018年開催のロシアW杯では計32チームが参加し、フランス代表が見事20年ぶり2度目の優勝を飾りました。この理由にはもちろん様々な理由があります。
例えば、圧倒的なスピードを持ち、ゴールまでの流れでトップスピードに乗った時の最高速度は「44.7キロ」を記録したと言われているフランス代表FW「ムバッペ」などの若手の活躍や、カウンターを狙った戦略的サッカーなども優勝理由にあげることができるでしょう。
しかしこれだけでなく、フランス代表が優勝するに至るには、国内のサッカーへの盛り上がりも大きく関係していました。去年、ブラジル代表のネイマールをフランスリーグへ迎えたり、若手も含めたフランス出身の選手が各国で多様に活躍していたりと国内リーグでもかなり熱い話題が続いていたため、フランスのみならず世界中のサッカーファンがフランスのサッカーへの関心を高めていたのです。そうすることで国内でのサッカーにかけることのできる資金が増え、それらをムバッペのような将来有望な若手の育成やサッカー会の活性化につなげることができ、フランスサッカーはさらに発展を遂げていたのです。
優勝後のパリ・シャンゼリゼ通りで行われた凱旋パレードに数十万にも登る数の国民が集まったことからも、フランスでいかにサッカーへの関心が高かったのかを知ることができます。今回のW杯で優勝候補と呼ばれる国々は序盤で敗退が決まったりと波乱の展開を見せましたが、きっと様々な工夫を施し四年後に備えてくるでしょう。次はどの国が優勝するのか、今後のW杯も目が離せません。